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>SHINJI
ぼくは冷蔵庫に入っていたペンペンを連れ出し、抱きかかえながら自分の部屋に戻ってきた。

襖を開けるといつと変わらない部屋が目に入る。

そして入り口の横にある机の時計の横にちょこんと座らせると、ペンペンはその横にある物に目を這わせた。

やっぱり似てるなぁ〜

ぼくはそう思った。



  EPISODE:3.short Pen^2 ?



>WRITER
9年前

周りはキャンドルの明かりに照らされている。

テーブルの中心にはろうそくの明かりが5つ揃っていた。

「お誕生日おめでとう」

にっこり微笑みながらまだ幼い少女がその手には大きい箱を差し出す。

「ありがとう」

同じような年齢の少年が笑顔でそれを受け取る。

「開けてもいい?」

少年は首を傾けながら尋ねた。

「うん!」

少女が先程以上の笑顔で答える。

少年は掛かったリボンを外して箱を開いていく。

少女はテーブルの上に肘を突きながら少年が箱を開けていく様子をじっと見詰めていた。

「うわぁ」

少年がその中の物を見つめ呟く。

小さな手がその中に入り止まったかと思うとまた現れる。

その手の中には人形が収まっていた。

「ありがとう」

彼はもう一度栗色の髪をした少女に向けそう言った。


>SHINJI
あれからもう9年か……

5歳の頃のできごととしては鮮明に残っている。

机の上ではペンペンがその人形を見つめ、首を捻らせていた……


つづく


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