あなたは、見たことがありますか?


Dear Ys Freaks.



イースをやったことがある、という方はたくさんいますけど、何故か、OVAを見たことがないという方が多いです。何故でしょう。

と、いきなり振ったりして(^^;

・・・今日、久しぶりにOVAイース2天空の神殿をじっくりと見直しました。改めて、イースとは何?というのが見えてきたかな、というところです。


みなさんにとって、イースを語るときに、一番最初に出てくる言葉は、何ですか?

私は、「心の物語」ですかね。口で言うにはちょっち恥ずかしいけどね(^^;

私にとって、イースという「ゲームソフト」をやりたいのではなくて、その物語をページをめくるように読みたい、見たいのです。はっきり言わせてもらうと、イースエターナルが出た当時にかなり論争になった「難易度の増加」は私にとっては無用のものでした。かといって戦闘がすべて無くなってしまえというのではなく、戦闘につぎ込む力を物語を楽しむ、読む、理解する時間に回したいのです。

もちろん、イースは出荷されたほとんど全機種のをやりましたので、戦闘にも思い入れがあります。あのコウモリ男いい加減にしろとか、ヨグ&オムちゃんは何故あんな名前なのかとか(^^;それはそれでゲームをやる上で遭遇して懐かしむことはたくさんあります。

しかし、やっぱり戦闘は無用なのです。その場に出現してくれるだけで良い。そんな存在なんですね。欲を言えば、話はそれますが今はやりの「Automatic」(宇多田ヒカルちゃんの(^^;)に戦闘は終わらせたいのです。どっちかと言えば戦闘はどーでも良いのです(^^;;

さて、心の物語、です。
イースは極論を言ってしまうと、宗教性があるのでは、と思ったりすることもあります。2人の女神に6人の神官、そしてその子孫。これを言うだけで鳥肌が立ってくる、そんな魅力があります。

時代を超えて、その人々が非常に密接に関わっていて、その相関図がとてつもなく深い、そう思うのです。その相関図が分かってくると・・・もう止まりません。OVAで誰かが出てくる度に「あぁ、これはあの人がこう思っているからこうなるのかな」みたいな、思考をしながらのめり込んでしまうのです。無意識に。イースは、神聖な物語。そう思えるときもあります。絶対的な物語の壮大さ、見かけではない、ということ。


イースの魅力は、そのゲーム自体の難易度の「優しさ」と、未だかつてこれ以上の音楽性を持ったものは出現していない、そんな「時代が止まった」雰囲気さえ感じられるのです。もちろん、物語自体は時は進行していますし、ゲームミュージックも技術の進歩と業界の認知によってイースの音楽以上の壮大さを持ったものが出てきました。

が、やっぱり私の中では Only one, Ys is now. なのです。


例えば、OVAイース2でキース=ファクトが出てきますね。あれ?見かけは魔物なのに何故リリアを助けたんだろう・・・なるほど、妹のマール=ファクトが殺され、その憎しみから呪いをかけられたからなのか・・・ん?でも、何で地下水路やサルモンの神殿に詳しいんだ?・・・もしやサルモンの神殿の管理をしていたのか?・・・などと永遠と繋がって行くんですよね。それがたまらなく楽しい。

そして、OVAイース2の醍醐味は、そんな相関図を知っている人はかならずと言って良いでしょう、泣ける場面が出てきます。イースシリーズ、いや、ファルコムレーベル史上最強のアレンジである、「Endless History」(原曲はイース1ED The Morning Grow)、この曲と、原作イメージにぴったりの絵、表情、シチュエーション、それらが、これ以上ないであろう史上最強の演出のシーンとして出てくるのです。

それだけ、OVAイース2はすばらしいものがあるのです。おそらく数あるゲームのOVAの中ではダントツの作品完成度と言えるでしょう。
そんなOVAイース2を見たことがない!!そんな方が多くいらっしゃるとは!!!

その話を聞くと、いつも、なんでやねん(^^;って思うのです。
ほんと、見たことない人は見てみてよ。
原作のイメージを限りなく大切にして作られた、「心の作品」なんだから。ね。


やさしさはやさしさでも、心の優しさがある、OVAイース2での自己主張でした(^^;


1999.2.6 のっぽ(ysbook@noppo.com)

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